浴室リフォームに使える補助金とは
浴室のリフォームは、手すりの設置なら数万円でできますが、大規模なものでは100万円以上の料金がかかることもあります。
大掛かりな工事になるので、多少の出費は仕方ないです。
でも、できるなら出費を安く抑えたいですよね。
前提として、補助金制度を使えるリフォームには、3つの特徴があります。
- 省エネルギー対策のリフォーム
- バリアフリー化目的のリフォーム
- 劣化対策のリフォーム
いずれかに当てはまるリフォームは、補助金の対象になる可能性が高いです。
浴室のリフォームならば、高断熱浴槽の設置や段差の解消などが補助金の対象となりやすいです。
ここから先では、補助金を使えるリフォームの3つの特徴を踏まえて、浴室リフォームで使える補助金制度をご紹介します。
浴室リフォームに使える補助金の制度
補助金制度を大きく分けると、国からお金が出るものと自治体からお金が出るものの2つにすることができます。
まずは、国からの補助金について解説していきます。
国からの補助金
国から受け取れる補助金制度は3種類あります。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- こどもみらい住宅支援事業
- 介護保険
ここでは上記の3制度について解説していきます。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
浴室をリフォームするときに使える1つ目の補助金制度が「長期優良住宅化リフォーム推進事業」です。
この制度の補助金を受け取るための条件は、以下のものがあります。
- 工事の前に事前調査(インスペクション)を行うこと
- 耐震性能や省エネ性能などが向上する工事であること
浴室リフォームなら、古い浴槽をユニットバスに改修することや、省エネ対策に高断熱浴槽にすることが補助金の対象となっています。
この制度では、最大で300万円の補助金を受けとることができます。
制度について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参照:長期優良住宅化リフォーム推進事業Q&A | 国土交通省
こどもみらい住宅支援事業
つづいて、浴室をリフォームするときに使える2つ目の補助金制度は「こどもみらい住宅支援事業」です。
この制度の補助金を受け取る条件は、以下のものがあります。
- 令和4年10月31日までに工事請負契約が成立したもの
- 耐震、断熱、省エネ、バリアフリー等を対象とした工事であること
浴室リフォームならば、高断熱浴槽や高効率給湯器の設置。ほかに手すりの設置や段差の解消が補助金の対象となります。
この制度では、最大で60万円の補助金を受け取ることができます。
制度について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参照:こどもみらい住宅支援事業の内容について | 国土交通省
介護保険
そして、浴室をリフォームするときに使える3つ目の補助金制度は「介護保険」です。
この制度の補助金を受け取る条件は、以下のものがあります。
- 要介護/要支援の認定を受けていること
- 介護の手助けとなる工事をすること
浴室リフォームならば、手すりの設置や段差の解消、床の滑り止めなどが補助金の対象となります。
この制度では、最大で20万円の補助金を受け取ることができます。
制度について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
自治体からの補助金
自治体から受け取れる補助金の制度は、あなたが住んでいる地域によって異なります。
たとえば東京都千代田区には、「高齢者福祉住環境整備」という補助金の制度があります。
この制度は、千代田区に住む65歳以上を対象に最大20万円の補助金を用意しています。
千代田区で補助金を受け取れる浴室リフォームの内容は、以下のものがあります。
- 浴用椅子の設置
- 段差の解消
- 手すりの設置
- 床の滑り止め
- 扉の取り換え
千代田区だけではなく、ほかの自治体にもリフォーム用の補助金は多くあります。
「わたしの地元って、補助金あるのかな」と疑問に感じた方は、下記の記事から地元の補助金を探してみてください。
参照:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト | 住宅リフォーム推進協議会
まとめ
浴室のリフォームは高額になりやすいので、できるなら補助金を利用してお得に修理したいところです。
補助金の制度について、もっと詳しく知りたい方は自治体のホームページを見るか、役所で職員さんに直接聞きましょう。
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