自分でできる雨漏りチェックと修理方法
雨漏り対策は、早くすればするほど手間が少なくなり、低価格に抑えられます。
逆に一切のチェックをせずにう放っておくと、専門業者に依頼するしかなくなり、高額な出費になることも・・・。
この記事では自分でできる雨漏りチェックと修理方法を紹介します。
雨漏りのチェック箇所
雨漏り対策をされる前に、必ず下記の5箇所はチェックしましょう。
ほとんどの雨漏りは、この5箇所から発生します。
- スレート/瓦
- 棟板金
- 漆喰(しっくい)
- 雨仕舞い部分
- コーキング部分
雨漏り箇所が上記1つだけの場合もあれば、2つ以上が同時に発生することもあります。
まずは屋根や外壁を目視でチェックしましょう。
目で確認すると、ここから雨水が入りそうだなということはある程度わかるはずです。
該当箇所を絞り込んでから、下記の要領で雨漏り修理を行なってください。
自分でやれる雨漏り修理は応急処置のみ
雨漏り修理は自分でやれば当然安くはなりますが、すぐに雨漏りが再発して、かえって修理費用が高くなるケースもあります。
まずは下記チェック項目で応急処置だけでいいのか、キチンと雨漏り修理すべきを判断してください。
雨漏り状況のチェック項目
- 雨漏り箇所は1つか?「はい」or「いいえ」
- 1階の雨漏りか?「はい」or「いいえ」
- 築年数は35年未満か?「はい」or「いいえ」
- 初めての雨漏りか?「はい」or「いいえ」
- 雨漏りは染み程度も少量か?「はい」or「いいえ」
上記チェック項目が、すべて「はい」なら自分で応急処置をしてみてもいいかもしれません。
反対に1つで「いいえ」がある場合は、業者に依頼されることをお勧めします。
その理由は、怪我をしたり、結局は雨漏りが止まらないケースが多々あるからです。
雨漏りの応急処置方法
上記のチェック項目で応急処置だけで大丈夫と判断されましたら、今からお伝えする誰でもできる3つの雨漏り応急処置方法を試してしましょう。
バケツや洗面器で雨水を受け止める
よくテレビドラマで登場するシーンのように、床に垂れ落ちる雨水をバケツで受け止めるのが、最もポピュラーな室内の雨漏り応急処置方法です。
必要な物は、生活で使っているバケツや洗面器なので、全く費用が掛からずに誰にでもできます。
雨水を雑巾に染み込ませる
窓際からの雨漏りにうってつけな応急処置方法は、雑巾を雨漏り箇所において、染み込ませることです。
これもまた必要な物は、生活で使っている雑巾やタオルなので、全く費用が掛からずに誰にでもできます。
吸水シートを天井裏に敷いておく
雨漏り箇所付近の天井に点検口があり、天井裏に上がれるようなら、雨染みがある場所に吸水シートを敷いておくで応急処置ができます。
吸水シートの価格は、50枚~100枚で、1,500円前後です。お近くのホームセンターなどで購入できます。
雨漏り修理の費用目安
自分で修理は難しいと判断した場合は、業者に修理をいらいしましょう。
以下に費用目安を掲載しておくので、参考にしてください。
雨漏箇所 | 修理概要 | 料金目安 |
---|---|---|
棟板金 | 板金の撤去交換 | 30万円~100万円 |
スレート | スレートの交換 | 1万円~2万円 /枚 |
漆喰 | 漆喰の塗り直し | 30万円~80万円 |
瓦 | 瓦の交換 | 1万円~2万円 /枚 |
谷樋 | 谷樋の撤去交換 | 20万円~80万円 |
ベランダ | 防水コーキング | 5万円~20万円 |
天窓 | 防水コーキング | 5万円~25万円 |
経年劣化 | 屋根の葺き替え | 100万円~300万円 |
まとめ
この記事では、雨漏りのチェック箇所と自分でできる修理、業者に依頼した時の費用目安を紹介しました。
雨漏りが起きてからだと、大きな出費になることが多いため、1年に1度は目視のチェックをおこなってください。
10年に一度は外壁や屋根の塗装を行い、状態を保つことも必要と覚えておきましょう。